外壁の劣化の場合
家は常に風雨や日光にさらされています。海沿いの地域なら、これに加えて潮風による塩害も加わるのです。外壁の塗装はこれらの外から家本体を守るために必要なもの。「何となく色が剥げてきたけど、お金がかかるから後回し」などと考えていると、家本体に重大な被害が出る可能性があります。
外壁の塗り替えに関しては、手で触ってみて塗装の粉が付着するようになってきたら、塗り替えのサインと考えてよいでしょう。屋根も劣化しますが、屋根は自分での確認が難しいものですので、塗り替えの際に屋根も必要かどうかよく確認しておくべきです。
普段のメンテナンスも重要です。雨水や泥はねなどの汚れは薄めた洗剤を使い、表面を傷つけない程度の柔らかめのブラシで優しくこすり落とします。コケやカビなどは特に外壁の劣化を加速させます。あまりこすりすぎずに、丁寧に落として洗い流しましょう。
今は外壁塗装も個人で塗料を購入でき、DIYで挑戦することができますが、よほど腕に自信がない限りは辞めておいた方が無難です。外壁の塗装はペンキを1回塗れば良いものではなく、塗料の性能などを考えて選び、何度も塗り重ねる必要があります。しかも一部だけ色が変わってしまわないように、全体をむらなく綺麗に塗らなければいけません。
カビやコケが酷い、亀裂が入り始めた、粉がつくようになったと感じたら、外壁塗装の業者に相談してみましょう。
亀裂が入った場合
家というのは築年数の経過によって劣化していくものです。ただ、定期的なメンテナンスをすることによってメンテナンスコストを抑えることができます。
一度に修理をしたりするとそれだけコストが掛かりますが、マメにメンテナンスすることによってコストを抑えることが出来るのが特徴です。例えば、家の外壁というのは雨風にさらされるのでどうしても劣化が激しい部分でもあります。
メンテナンスが好ましい周期というのは大体15年サイクルです。外壁に亀裂が入ってしまった場合には、放置することはせずにすぐに修理することが大切です。
同様に、家の屋根も雨風にさらされて劣化が激しい部分であります。また、直射日光を受ける部分でもあるので劣化スピードは外壁の日ではありません。
藁葺き屋根出ない限り定期的な瓦の張替えとまではいきませんが、こまめなメンテナンスが長持ちの鍵となります。家というのは立ててしまえばそれでおしまいというわけではなく、メンテナンスコストを予め予算に入れておく必要があります。